光・電子産業をはじめ多くの分野では,特性の優れたデバイスや装置を開発するために, 良質のバルク結晶や薄膜結晶が求められてきました.我が国では,これまで水晶等の 酸化物材料,Si,GaAs,GaN等の半導体材料,セラミクス,そして有機バイオ材料に 至るまで,「モノ創り」の原点となる,結晶成長技術においては,世界をリードして 来ました.しかしながら,近年ではアジア諸国・欧米諸国の技術の進展とともに, 我が国の製造業は苦しい立場に追い込まれています.今後,我が国の経済の持続的 発展には,学問的な「知の創造」と産業競争力の強化や国民生活の向上といった 「活力の創出」の好循環を生み出していくことが必要不可欠です.このような状況 において,「モノ創り」の基本となる材料研究の場である,日本結晶成長学会と 人工結晶工学会が平成18年度より統合いたしました.つきましては,この記念すべき スタートの時にあたり,これまでの我が国の「モノ創り」の成功例を踏まえながら, 基礎的な研究開発をどのように実用化に繋げ,結晶材料研究分野における新しい 「モノ創り」技術を,また今後益々進展するバイオ・医療分野で必要とされる「モノ 創り」技術を如何に進めるべきかについて,今後の展望を議論するための特別講演会 を開催いたしました. 日 時 平成18年4月7日(金)午後1時〜 場 所 学術総合センター・一橋記念講堂 主 催 日本結晶成長学会 協 賛 レーザー学会,日本マイクログラビティ応用学会, 応用物理学会結晶工学分科会, 日本化学会有機結晶部会, 応用物理学会東北支部, 応用物理学会東海支部, 応用物理学会関西支部, 日本セラミックス協会電子材料部会,及び生体関連材料部会, 東京大学生産技術研究所, 東京農工大学21世紀COE「ナノ未来材料」, 学習院大学計算機センター, 大阪大学大学院工学研究科フロンティア研究センター, 日本学術振興会第145委員会, 第161委員会,第169委員会, (独)物質・材料研究機構, (社)未踏科学技術協会, (財)金属系材料研究開発センター |
||
■ 統合趣意書 |
||
■ 学会誌掲載関連記事 (学会誌日本結晶成長学会誌Vol.33,No.1に掲載された統合に関連する記事です。) |
||
・巻頭言 | 知の創造と活力の創出 -日本結晶成長学会と人工結晶工学会の統合を記念して- 佐藤 勝昭 |
|
・挨拶 | 日本結晶成長学会および人工結晶工学会の統合 佐々木 孝友 |
|
・挨拶 | 新しい日本結晶成長学会の発展を祈念して -学会統合に際し人工結晶工学会を代表して 平野 眞一 |
|
・挨拶 | どんな世界に 倉元 信行 |
|
■ 講演会プログラム | ||
■ 写真一覧 講演会 / 総会・式典 / 懇親会 |