歴史的結晶の収集に関するご協力のお願い

　日本結晶成長学会では、来年創立30周年を迎える記念事業の一環として「歴史的結晶収集と保存」を行うことが決まっております。（参照：30周年記念事業）

　結晶成長学の学術的発展に伴い、半導体、酸化物、ダイヤモンドなどの良質の結晶が作られるようになり、今日の材料科学分野の発展を見るに至り、資料的価値の高い結晶が数多く残されていると考えられます。しかしながら、これらの組織だった収集・保管体制がなく、結晶資料が四散する危機を迎えております。結晶成長学や成長技術の発展の歴史（経緯）を理解するために、このような資料を収集し保管することが極めて重要であります。このため、結晶育成に関わった方々から貴重な単結晶の試料を提供していただき、国立科学博物館で保管していただくことになっております。また、30周年を記念して展示会などの企画も計画中です。

　

　このような事業を成功させるためには、皆様からの試料のご提供、あるいは情報のご提供が鍵となります。本事業を実施するにあたり、収集の対象になると思われる結晶試料をお持ちの皆様に、ぜひともご提供いただけますようお願い申し上げます。また、対象となる結晶をお持ちの方などをご推薦いただいても結構です。

　ご提供頂ける結晶をお持ちの場合、またこの件に関する情報をお持ちの方は、下記の委員会へ至急お知らせ頂ければ幸いです。収集方法などの詳細についてのご相談をさせて頂きます。

　皆様からの多大なるご協力をお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　2003年11月10日

　　　　　　　　　　　　日本結晶成長学会創立30周年記念事業

　　　　　　　　　　　　歴史的結晶収集委員会　

　　　　　　　　　　　　委員長　古川　義純

　　　　　　　　　　　　　連絡先　北海道大学低温研研究所

　　　　　　　　　　　　　　　　　〒060-0819　札幌市北区北19条西8丁目

　　　　　　　　　　　　　　　　　TEL/FAX(直通) 011-706-5467

　　　　　　　　　　　　　　　　　FAX(共通) 011-706-7142

　　　　　　　　　　　　　　　　　E-MAIL:frkw@lowtem.hokudai.ac.jp