このたび、佐ア 元 前編集委員長の後任を2025年4月1日から拝命いたしました。歴代編集委員長の皆様が築かれた伝統を継承しつつ、学会誌のさらなる発展に尽力してまいります。皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
近年、電子ジャーナル化が定着し、より迅速かつ広範なアクセスが可能となりました。これを活かし、学術的な価値の高い論文や総説記事の掲載を促進するとともに、各分野の専門家によるレビューや若手研究者・学生向けのチュートリアル記事の充実を図り、幅広い読者層に有益な情報を提供できる誌面を目指します。特に、新技術・新材料の最新動向や、結晶成長が他分野と交差する先端研究についても積極的に取り上げ、学会誌のさらなる発展につなげていきます。また、日本結晶成長学会は、1974年に発足し、設立50周年特集号を発刊します。これまでの結晶成長学の発展を振り返り、今後の方向性を示すことで、学会誌の意義をより明確にし、次世代の研究者にも本分野の魅力を伝えていきたいと考えております。
編集委員会の運営にあたり、秋山 亨教授(三重大学)にご協力いただき、バルク成長、ナノ構造エピタキシャル成長、結晶成長基礎・評価、バイオ有機、新技術・新材料の分科会からの編集委員、事務局と緊密に連携しながら、学会誌の質の向上に努めます。学会誌は学会活動の象徴であり、その充実には会員の皆様の積極的なご協力が不可欠です。論文や総説記事のご投稿はもちろんのこと、特集テーマのご提案や、学会誌に関するご意見もぜひお寄せいただければ幸いです。
今後も、日本結晶成長学会誌をより魅力的で価値のあるものとするため、編集委員一同、最善を尽くしてまいります。引き続き、ご支援・ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。