1.創立30周年記念国際シンポジウムの開催 |
創立30周年を記念して「ナノマテリアルの科学・技術を支える結晶成長学 International Symposium on Crystal
Growth Aspects of Nano-Materials」(仮題)と題する創立30周年記念国際シンポジウムを企画します.それぞれの分野の第一線の研究者にテーマに沿ったトピックスを講演して頂く予定です.講演者はIOCG(結晶成長国際機構会長)のR.F.
Sekerkaをはじめ,ナノ関係,バルク成長関係,エピタキシャル成長関係,バイオ関係の研究者です.国際シンポジウム実行委員会を設けて計画を遂行します. |
2. 日本結晶成長学会貢献賞の表彰 |
創立20周年の際に表彰させて頂きましたように,今回も貢献賞選考員会を設けてその後に日本結晶成長学会の発展に大きく貢献してくださった団体,個人を表彰し,記念品を贈呈することを計画しております.
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3.歴史的結晶収集と保存 |
結晶成長学の学術的発展に伴い,半導体,酸化物,ダイヤモンドなどの良質の結晶が作られるようになり,今日の材料科学分野の発展を見るに至っております.結晶成長学や成長技術の発展の歴史(経緯)を理解するために,結晶育成に関わった方々から貴重な単結晶の試料を提供していただき,国立科学博物館で保管していただくことを計画しております.この企画は,芦田佐吉,古畑芳男会員からのご提案で国立科学博物館の松原聡室長の同意を頂いております.これらの方々にもお加わり頂いて収集委員会を設けて対処します. |
4.日本結晶成長学会誌の体裁変更と30周年記念特別号の発刊 |
30周年を記念して日本結晶成長学会誌の現行のB5版をA4版に変更し,表紙デザインも一新すると共に30周年記念特別号を発刊する予定です.内容としては,20周年特集号以降の日本結晶成長学会の歴史,各分野のレビユー,会誌の1号からの総索引,様々な結晶の写真,さらに国際会議および結晶成長国内会議の折の写真などを掲載し,学会の今日に至るまでの歩みを追ってみたいと思います.30周年記念特別号編集委員会を設けます. |
5.国際交流資金の増額 |
今後一層,日本結晶成長学会と外国の結晶成長学会との交流を促進させるため,創立20周年に時に設立した国際交流基金を増額します.国際化時代に対応し,将来とも本学会は各国の結晶成長学会と情報交換を行えるようにし,連携を密にしていく予定です. |
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